ハイキュー!!

高校生の部活動でバレーボールを題材としたスポ根ものの王道で、恋愛要素など無く純粋にバレーボールにのめりこめる物語になっています。キャラクターの描き方もシンプルのなかにしっかり個性分けされており、仲間と協力し強豪校に挑戦する脚本は単純に燃えることができます。原作と違って作画もとってもきれいで、バレーボールの迫力、特にサーブを打つ時の躍動感がうまく表現されています。主人公の”日向翔陽”と一緒に戦う”影山飛雄”は、同じチームでありながら名前の通り「太陽と影」を表現されており、性格は正反対でもお互いを補い合う関係であることもうまく表現されています。又、登場キャラクターがみな性格が良てバレーボールに真摯に向き合っており、前述の”日向””影山”2人の関係性に他の仲間がうまく融合して、だらだらせずに視聴できることにつながっています。試合では展開の見せ方がうまく、熱くなる展開の連続はさすがです。試合ごとに仲間が成長していく姿も継続して視聴するには必要な要素で、これもうまく演出できています。また顧問の先生が素人なので、戦術やルールに関する説明もしっかり入れてきていますのでバレーボール未経験者にもわかりやすくなっています。恋愛要素はありませんが、女子マネージャーの存在が、試合と練習一辺倒の中にほっこりする時間を入れていますので、バランスが良いですね。