小林さんちのメイドラゴン

ドラゴンがメイドになるという物語で、ドラゴンという種族が”小林さん”を中心とした人間たちとの出会いで、ドラゴンたちの考え方に良い風に変わっていくお話です。まず、”小林さん”のドラゴン達への接し方が観ていてほっこりします。”トール”はもちろん、”カンナちゃん”を含めたドラゴンたちが”小林さん”に心を開いていく感じや、人間界になじんでいく感じが良いですね。”小林さん”自身も気づかないうちに笑顔が増えていたり、いつの間にかドラゴン達との生活がかけがえのない物になっている感じも上手に表現されています。作品の本質としては、主人公である”小林さん”を通して現代社会の問題点を考える作品かもしれません。現代社会での仕事人間が他人とのコミニュケーションを避けて、気が付けば単に仕事と生活の繰り返し…そんな人たちがこのアニメを観ることで、現状の違和感に気が付けばよいですね。
ほっこりしたり、感動したり、クスッとさせてくれたり、”小林さん”と”トール”のやり取りを温かく見守りたくなります、そこに”カンナちゃん”が追い打ちをかけます。平和な意味で…。あと、”小林さん”が女性であるのも良いですね。