巨人の星

現代の方たちは、「巨人の星？」＝「ちゃぶ台返し」のイメージではないでしょうか？微妙な年齢の方では「大リーグボール養成ギブス」を聞いたことがあるかも…な感じだと思います。当時はほとんどの男性や子供たちが「巨人軍」にあこがれ、入団するためにはどんな苦労もいとわないスパルタ教育が当たり前の時代です。その中で「大リーグボール」という必殺技を会得し勝ち上がっていくサクセスストーリーです。破られるたびに「1号→2号→3号」と対策をしていき、挫折もありスポコンの元祖みたいな感じです。ただ、今ではSF物としての意識を残したまま視聴するほうが良いと思います。画質は古いアニメだけあって厳しいです。ストーリーや展開も単純でサクサク進んでいき、突っ込みどころは満載ですが、当時としては当たり前の進め方なんだと思います。そんな中でもライバルの個性がしっかり演出されていますので、物語としては思っていたより入り込るというか、よくできています。色々ありますが、最終回の親友”伴宙太”との対決での一連の流れは感動的ですよ。