亜人

「東京グール」に近い人間社会の中に紛れて生きる異種を扱った作品で、「死んでから生き返る」ということ以外は普通の人間と変わらい設定です。実際に死なない人間を世に放つのは問題があるとは思いますが、「亜人」とわかった瞬間にこんなに問題になるものなのか？というのを映像化して上手く伝えています。「亜人」にしてみれば、人間が嫌になるのもわかります。この作品はのテーマは「亜人の人権」「共存」「命」みたいな感じですね。又この作品のスパイス的なものとして「IBM(黒い幽霊)」がカッコいいですが、大筋には大して影響していない感じですがCGの戦闘は良くできています。悪役である”佐藤”にやり方は問題ありますが、その感情もわかる気がしますし、”佐藤”の最後の戦い方は凄いなと思いました。主人公の”永井圭”をはじめ、カッコいい、かわいい、思い入れがある、応援したくなる、キャラが全くいません。それでいて面白いのは脚本がいいからに間違いないです。